そして弟子入り
そして、弟子入り
【弟子入りをお願いする】
あの整体は一体何だったのか?
とても気になり、数日後また整体院へ。
そして再度整体を受け…梅田師匠に弟子入りをお願いしたのでした。
またまたあと先考えないで行動してしまう…でも何かが「行けっ!」とGOサインを出した気がして。
しばらくして許可がおりました。
でも不安ではありました。
果たして自分にできるのかどうか。
あまりに下手で、途中で放り出されるのじゃないやろか。
今まで大人数のところで習ってきたから、多少はごまかしも効いたけど、マンツーマンじゃ、ごまかせない。
頑張る気持はある。
でも、大丈夫なのか?できるのか?私。
自信がなかった。
でも、いっぺんやると決めたからにはやリ通す、というのが私のモットー。
後戻りはできない、やるっきゃない、と思ったのでした。
そしてまず初めに「今まで習ったやり方で施術してみてください。あまりに下手だったら教えるかどうか考えます」ということで、緊張はMAX。
なんとか施術終了。
師匠の感想は、「…明日体が痛くなりそうだな…」
今でもこの時の施術を「あの時はひどかったですね~」と言われるので、きっとほんとは不合格点だったのを大マケにマケてくれたんだと思います。
合格したのかな、と自分では思っていたけれど…
【研修開始】
そしていよいよ研修開始。
毎回毎回、緊張の連続です。
いつも研修の日は、整体院のドアの前で大きく深呼吸してから自分に気合を入れてドアを開ける、その瞬間が怖いのでした。
何せ、自信がない。
自分ではていねいにしているつもりが、「荒いですね」と言われる。
同じころ、整骨院のバイトも始めました。
少しでも現場で色々な症状の人を見ることが出来たらプラスになるかと考えていました。
ここでは、一人あたり15分ぐらいの施術をするのですが、カルテを書くこともできないぐらい次々患者さんがやってきます。
時間に追われ、もう少しほぐしたいと思っても次の患者さんが待っておられるから終わらないといけない。
そして、院長先生にはいつも、「岡本さん、もっと強く押さないと」と言われていました。いやだな、と思っても、患者さんも「もっと強く押して」と言うので、押さないわけにはいかない。
そして師匠の研修に行くと、「また荒くなってますね」と言われ、落ち込む日々。
どうしても整骨院のクセが出てしまうのです。
私自身も悩んでいましたが、師匠もきっと教えにくかっただろうな、と今になって思います。
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もっと、いや、かなり詳しいプロフィール